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【SALE／37%OFF】【美品】神戸人形｜古美術｜鬼の念仏像｜野口百鬼堂｜明治時代頃の完全オリジナル品｜木彫｜民芸｜民藝｜年代品｜郷土玩具｜からくり人形｜その他

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販売価格：: ￥10,260税込
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商品の詳細

幻の神戸人形の中でも大変希少な【鬼の念仏像】の出品になります。

「神戸人形」をご存知でしょうか。つまみを前後に回すと、台に乗った黒い人形が手を動かし、首をふり、真っ赤な口をあけて西瓜を食べたり、酒を飲んだり……。デザインの奇抜さと動きの滑稽さが笑みを誘う、楽しいからくり玩具です。

「神戸人形」が誕生したのは、明治時代中期ごろのこと。ろくろ首や三つ目小僧、また目や舌が飛び出すお化けを表したものが多く見られたため、はじめは「お化け人形」の名で親しまれていました。また、神戸の観光地である布引の滝でも売られていたため、「布引人形」と呼ばれることもありました。

淡路の人形師・中村某によって創始されたといわれてきましたが、決定づける資料は見つかっておらず。創始者については、神戸長田の「野口百鬼堂」、はたまた八尾某、あるいは長田神社（神戸市長田区）の参道筋で商店を営んでいた“長田の春さん”なる人物……などなど、様々な説があります。

「神戸人形」といえば、黒いものと思われがちですが、初期の明治中期から大正時代にかけての作品は、柘植（ツゲ）の木肌の滑らかさと彫刻の繊細さに特徴がありました。大正末期から昭和初期になると、漆器を想わせる黒と赤の彩色に人気が集まったためか、全体が黒く塗られるようになり、「神戸人形」の呼び名が定着します。

海外からの観光客に大いに愛され、戦前の「神戸人形」のほとんどが、日本土産として神戸港から海を渡っていきました。実際、欧米の個人の家庭や博物館施設のなかで「Kobe-Doll」たちは大切に保管され、また今も世界各地にアンティークな「神戸人形」の熱心なコレクターが存在します。

そんな歴史を持つ「神戸人形」ですが、本商品はその中でも極めて珍しい初期作品の頃の作品になります。
創始者と目される人物の筆頭にあがるのが「野口百鬼堂」ですが、柘植（ツゲ）の木肌の美しさをそのまま生かした作風から、本商品も「野口百鬼堂」の作品じゃないかなと推察します。
鉦や木魚を打つバチさばきや首の動きは柔らかく連続的で、まるでお化けが生きて呼吸しているような生々しさを感じさせます。
鬼のモチーフですら球数が少なく出回ることのない神戸人形ですが、その中でも非常に珍しい初期作品。是非この機会にお求めいただけますと幸いです。

中古品のため、ノークレーム/ノーリターンでお願いいたします。