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商品の詳細

ご覧いただき、ありがとうございます。
audio-technica オーディオテクニカ AT-6111 絶版導体=オールPCOCC 
単結晶=結晶粒界ゼロ 芯線/編組線/プラグピン=全てがPC-OCC 1mペア の出品です。

オーディオ全盛期であった1980年代の中頃でしょうか。
ケーブルで 音が変わることが、広く認知されていった時代でございました。
我が国でも、大手の電線メーカーが意欲的に開発し、それぞれが力作でありました。
大きく分類すると、導体の不純物を取り除き、素材の純度を向上させる方向性と
もう一方が、銅の結晶レベルでの境界を減らすことで、信号伝達ロスを改善するベクトルです。
(後に、この2つの方向性を突き進めていったマテリアルも開発されていきます)
前者は、Ortofon や Acrotec、SAEC などが 代表的である一方(8n/7n/6nなど)
後者は、古河電工 の ”PC-OCC” や 日立電線 の ”LC-OFC” が有名でした。
古河/日立とも、各社にOEM供給し、数多くのメーカーからの採用例がありました。
残念ながら FURUKAWA と HITACHI 共々、経営上の理由から、生産を取りやめておりますが
2社の果たした オーディオ界への貢献は、誠に多大だったと思います。

audio-technica といえば、あまりに有名で大手すぎるせいでしょうか
ともすれば ”ビギナー向け”との位置づけに甘んじているきらいがあります。
オーディオテクニカのケーブルは、過去から現在までに、モデル数も非常に多岐にわたり
正直、駄作もたいへん多いのですが、その一方で 極わずか、傑作品が存在していたことは見過ごせません。
個人的に、セラミックシースやチタンシースを採用したころのモデルには、すっかり関心もなくなりましたが
「ある時期」までの同社ケーブルは魅力的で、数多くコレクションしているくらいでございます。

当時のオーディオ業界にて、画期的な高音質導体として、華々しく登場して参りました 「PCOCC」
その性能の優秀さと引き換えに、製造には時間と手間が掛かり過ぎてしまい
尚且つ 材質自体が非常に硬質な性質を持っていたがために、素線の加工に困難を極めるなど
幾多の難局に見舞われて、その後には 止む無く 焼き鈍し加工せざるを得なくなってしまうことになるわけですが
当出品物は、まだ経営判断が緩かった時代でしたので、原形である 「PC-OCC(H)」が使われております製品でございます。
妙な(!?)後処理を加えていませんので、純粋な素材と云えるわけでございます。
この導体は 非常に硬いことで知られており、それは音質にも色濃く反映されております 。
透明感に溢れ見通しがよく、斬れのある シャープでハイスピードなサウンドと思います。
この後、アニール(A=焼き鈍し)やμ処理(更にディープな焼き鈍し)などが施されたことにより
個人的には、PCOCC 元来の魅力が大きく削がれてしまったと、感じる次第でございます。
採算が取れないことから、惜しまれながらも製造停止になってしまった PC-OCC (単結晶状 高純度 無酸素銅)は
千葉工業大学教授である 大野篤美氏が考案した Ohno Continuous Cast = OCC製法
加熱鋳型式連続鋳造法)で造られた 単結晶 無酸素 高純度銅線のことで
古河が「PC-OCC」と商標登録していた関係上、同社が製造したOCC導体が PC-OCCと名乗れるわけです。
この製法で造られた導体は、結晶境界が理論上ゼロという 信号伝達を妨げる要素がない材質で
その奏でる音質が多くのファンを虜にし、サエク/アコリバ/オヤイデ/クリプトン/ハーモニックスなどなど
数々のケーブルメーカーが主力商品に挙って採用していた、たいへん有名な電材でございました。
我が国では 生産国であったが故に、ありふれた印象を持たれるかもしれませんが
海外では、すごぶる高い評価を確立している導体になります。

その構造は 1芯シールド線で構成され、芯線/編組線シールドに PC-OCC.H導体を採用。
プラグのセンターピンにも贅沢にPC-OCC を採用し、当時は”ALL・PC-OCC”と大々的にアピールしておりました。
端子のボディ部は精密削り出し加工が施された非磁性体の素材、コンタクト部には24K 金メッキ処理が用いられました。
プラグと線材とは、無ハンダ スポット溶接で接続するなど、たいへん真面目に造られたケーブルです。
スペックから推測するに、16AWGくらいの 相当に太い中心導体が使われている模様で(一般的には20AWG)
HOT側の中心線には、PCOCC-H の極細素線=0,1mmΦ を約120本という極太な仕様でございます。
あの傑作 ”SUPER PC-OCC" アズキャスト「単線」が採用された銘器「AT-6210」の撚り線ヴァージョンといった趣です。
[AT-6110 = 直流抵抗値:12,4mΩ 静電容量:80pF] VS [AT-6210 = 直流抵抗値:11mΩ 静電容量:80pF]
当方は個人的に、このPCOCC導体の奏でる特徴的な音色は、たいへん好ましく感じております。
もう製造されていない PC-OCC とはなんぞや ということを端的に音で表す旨、格好の教材に成りうると思います。

使用に伴うキズやスレなどがありますが、目立つ大きなダメージなどないように感じます。
他に見落としがあるかもしれませんが、画像を最大数 掲載いたしましたので、ご参照ください。
外観の判断は個人差もありますし、受ける印象も様々だと思いますので
見た目を重視される方は、恐れ入りますが 入札をお控えくださいませ。
中古のオーディオ製品という観点からのご検討をお願い致します。
実に様々な方々がいらっしゃいますことから、誠に恐縮ですが
原則 ノークレーム・ノーリターン・ノーキャンセルでお願いしたいと思います。

ネコポスにて、全国 送料無料で お届けいたします。
包装・梱包は、リサイクル材を活用させていただきますので、ご了承願います。
なお、評価を希望されない方もいらっしゃいますことから
当方への評価を頂きました方に、折り返し 送信しております。
評価不要の方は、当方への評価も不要でございます。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。

商品の説明

即決/送無 audio-technica オーディオテクニカ AT-6111 絶版導体=オールPCOCC 単結晶=結晶粒界ゼロ  芯線/編組線/プラグピン=全てPCOCC 1,5m
即決/送無 audio-technica オーディオテクニカ AT-6111 絶版導体=オールPCOCC 単結晶=結晶粒界ゼロ 芯線/編組線/プラグピン=全てPCOCC 1,5m
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最新のクチコミ

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ナビ画面にiponeの映像用にAVケーブル購入しました。 何の問題もなく使用しています。

  • 大和田暁元常務取締役
  • 27歳
  • アトピー
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オーディオに関しては素人なのですが、付属ケーブルよりは、確実に音にメリハリが出てきていると思います。

  • マンハッタンカフェ8131
  • 35歳
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早速使ってみました。 今まで、継ぎ足しで繋いでいたところが 1本で繋ぐことが出来ました。

  • 07TR
  • 23歳
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早速使ってみました。 今まで、継ぎ足しで繋いでいたところが 1本で繋ぐことが出来ました。

  • cororro
  • 31歳
  • アトピー
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購入品

★★★

このような商品は他店ではほとんどないのにもかかわらず、リーズナブルな金額で、さらに送料も無料なので非常に満足です。品質も問題なしです。

  • gagakitty
  • 39歳
  • アトピー
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